初 瀬 も の が た り

働き者のお初

 ⑥                                           ’
 中村・上市・下市の村人は、「縦じまの着物に横じまの伏せ布を
当てている娘」を探しはじめました。            
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 そしてついに、縦じまの着物に横じまの伏せ布を当てている、お
初という可愛らしい娘を見つけ出したのです。        
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 「お初のうちに、誰が頼みに行くのか?」         ’
 「そんなことを言うちょっても、時間がたつばかりじゃ」  ’
 「そんくらい俺でもわかっちょる。けど、かわいそうで頼みに行
  けるか!」                      
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 話がまとまらず、最後には、               ’
 「かわいそうじゃが、みんなのためになることじゃ。おまえたち
組頭役じ行ってこい」と庄屋さんが言いました。       
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