初 瀬 も の が た り

水路建設を請う

 ③                                            ’
 そのころの挾間の庄屋は、下市の二宮善左衛門、上市の二宮久兵
衛、鶴田の三河尻六左衛門などでした。           
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 「庄屋さん、どうか水路を造って、水がたくさん流れるようにし
てください」                       
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 「水路を造るというのはとても難しいことだが、殿様にお願いし
てみよう」                        
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 当時の府内の殿様は、日根野(ひねの)吉明というたいへん情け深
い人でした。                       
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早速庄屋たちは、府内城に行きました。殿様は、       ’
 「水路を造れば米もたくさん出来ることだし、良いだろう」 ’
と言って、大山・清水という工事の奉行も2人決めてくれました。
 今から350年ほど前のことでした。           
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