年に一度帰って来るたび、都会でとんがってし
まった心を、ほぐしてくれる「駅舎
えき
」があった
今も昔も挾間の玄関口、JR久大線「向之原駅」の駅舎をJR大分支
社と共同で建てかえています。
築後75年。 古くなったとは言え、昔の木造建築物の類に洩れない
頑強な造りで、懐古的な心情も相まって、「まだまだ遺して欲しい」と願
う向きはあったようです。
帰省者に「故郷に帰って来た!」
というノスタルジックな思いを抱か
せていた、現向之原駅。
しかし、バリヤフリーの世にそぐわない段差や、もはや使う者もない
旧式のトイレ
(あえて便所と言うべきか)
を何とかせねばと、 駅前の周辺整
備を兼ねて昨年度から検討してきたのです。
「自治体が駅舎を建てたり、 そのためにJRに出資したりするのは、
法律違反なのでは?」と思われた見識の高い方がいらっしゃるといけ
ませんので念のため、あくまでも駅舎
(駅業務の執務室部分)
はJRが建て、
町民のコミュニティホール
(駅では待合室とも言います)
やトイレ
(駅のトイレで
はなく、公衆トイレです。もちろん)
、駐車場・駐輪場は、町が地域活性化のた
めに整備することになっています。
(別に苦しい表現は無かったですよね?)
天下のJRも利潤追求を使命とする企業。駅舎などは 単なる列車の
通過ポイントに過ぎず、 あまり金をかけられない・・ というのが実情で
す。 そうは言っても、駅とその周辺は、正に町の中心をなす場であり、
商店街はもちろん、町の活性化の命運を握っているのです。
うれしいことに、 既に あるまちづくりグループの例会で、整備された
駅前広場で催す、楽しいイベントの企画案が呈されているようです。
(2002.8.1)
地元地区の方や、まちづくりグルー
プから意見を拝聴、和風にこだわっ
た新向之原駅。
8月13日にオープンします。