現在住んでいる地区は、町を4分割した中のひとつ、「谷」という地域に属しています。 '

  そこは昔から、野球やソフトボールが盛んなところで、毎年8月14日には「里帰りソフトボール大会」なる年中行事が行われています。

  小生が住む田の小野という地区も毎年出場しており、ここ数年は、信じられない程の大差を付け(られ)て連敗記録を伸ばしています。

  今年、中学生になった長男のデビュー戦ということで、小生も、とりあえず開会式と審判の要員として参加いたしました。

  試合の時間が迫り、「さて、50代はのんびりと見学を・・・。」 とベンチに腰掛けた刹那・・・'

 「ピッチャーがまだ来ちょらんけん、ちょっとの間投げちょって。」

 'などと、IH監督が言うではありませんか!?

  「冗談じゃない!ピッチャーなんかやったこともない!」 と言ってはみましたが、無理矢理マウンドへ押し出され、投球練習もそこそこに、試合が始まってしまいました。

  ボールを下から投げることくらいは知っていましたが、果たしてどこから投げたものかと地面を見ると、前試合のピッチャーが手頃なくぼみを掘っていて、右足を合わせる位置がわかりました。

 見よう見まねで、キャッチャーめがけてボールを放ってみたところ、低い放物線を描いて、どういう訳か、ちょうどミットに収まるではありませんか!

人生で最初の、そしておそらくは最後のマウンド・・・。

  結局予定していたピッチャーは現れないまま、試合は1点差で負けてしまいましたが無四球完投に加え、投げ方がおかしいのか、球速が遅すぎるのか、三振もいくつか奪っ'てしまい、勝つことを考えていなかった公民館長をヒヤヒヤさせてしまいました。

  運動音痴の小生には考えられない善戦に一安心でしたが、 ああ、しかし、本当の苦しみはその2日後から始まるのでした!

  2日め・・・早朝出勤、粛々と執務をこなして帰宅。何事も無く一日を終える。

  3日め・・・早朝出勤、なぜか左足の筋肉がこわばり、思うように歩けない。

  4日め・・・夏休みを取得、筋肉の痛みは両足から全身へ回り、一挙手一投足がぎごちなくなる。

  5日め・・・早朝出勤、左大腿三頭筋(かな?)と右上腕三頭筋に不思議な痛みが起こる。

  6日め・・・早朝出勤、小走りができる程度に両足復活、依然として右上腕三頭筋に不思議な痛みあり。

  普段使わない筋肉を酷使してしまったか、以降の身体の痛みも尋常ではありませんでしたが、何よりも、損耗著しかった左足と右腕上部の痛みが5日後に出てくるという奇怪な現象に恐怖いたしました。 これも、50代が成せる驚異の技でありましょうか?

  そして1週間経ってなお、右腕は振り回せない状況です。(特に振り回す必要もありませんが)

     (2011.8.20)