挾間町に奉職して20年が過ぎましたが、後藤楢根という人物を知ったのはつい最近でした。

 明治41年(1908年)大分県挾間町下市に生まれる。(旧姓:二宮楢根)
 童話作家であり、童謡詩人であり、童話研究家でもある。大分師範学校時代に雑誌『童謡詩人』を創刊する。これには、郷土作家のみならず、三木露風、島田忠夫、平林武雄、与田準一らも寄稿し、中央の作家たちに「わが国の童謡壇は九州の大分へ移った」と言わしめるほどであった。
 戦後、日本童話会を結成し、雑誌『童話』を創刊。後進の育成にも尽力されている。
(佐藤さとる~代表作「コロボックル物語」等や那須正幹~代表作「ずっこけ3人組」等)
 第1回モービル児童文化賞、第2回吉川英治賞を受賞。
 平成4年没。代表作「月夜の綿畑」ほか多数。

  挾間町教育委員会は、この不世出の童話研究家後藤楢根を郷土の皆さんに知ってもらおう
と、昨年から顕彰委員会を設立し、顕彰本や作品集を刊行すべく、調査研究を進めました。  '
  挾間地域のまちおこしのためにと、顕彰委員の方々は粉骨砕身の努力をされており、今春 '
既に珠玉の作品集を発刊しています。                                 '

非売品 後藤楢根作品集「カエルとお月さま」

 数ある作品の中から、顕彰委員会が厳選した童話7作品と、10篇の
詩が載せられた珠玉の作品集。心をわくわくさせる童話を、低学年・中
学年・高学年別に掲載しており、また「月の詩人」の異名をとる程に、
月夜の素晴らしい世界を表現した詩が並びます。





 下の2作品は、小生が挿絵を描いたというだけでのご紹介です・・
 「千里眼物語」
 ある村にやってきた、自称「千里眼」の男が、
どこかに宝が眠っていると言い出しました。
 それを信じきった村人たちは・・・。
 「燃える密林」
 インドの奥地にあるジャングル。平和に暮らす
象の母子に、突然すさまじい山火事が襲いかかり
ます。

  さらに来年2月には、後藤楢根先生ゆかりの西本鶏介氏(童話作家。評論家。昭和女子大学名誉 '
教授)を招いてのフォーラムを未来館で開催することにもなっています。              '
  後は、来春に豪華顕彰本を刊行し、楢根まつりを毎年開催・・・予定なのですが、事業半ば '
で折りしも合併。 教育委員会は由布市になり、今のところ顕彰本発刊予算が計上されていな
いのです。                                                 ''
  由布市は極端な財政難で、つい先日も市職員の給料カットが呈されたばかり。 さりとて、地
域文化の展開に限らず、物事の起程にはある程度のお金はかかるものです。         '
  そんなある日のこと。 某H公民館勤務D君の友人ということで紹介
してもらった、K.N.アナウ'ンサーが、 「挾間町の紹介番組を企画した
い」 と、はさま未来館を訪ねて来られました。(実は、彼女は本町のご出身
なのです)

  さっそく一案として 「後藤楢根先生顕彰計画」 をご紹介した次第で
す。 もし、「後藤楢根の世界」なんて特集番組が実現したら、補正予
算査定の時にビデオを流そっと。(^_^:)             '(2006.6.3)

   また遊びに来てくださいね
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