なにぶん機械の操作も年に1度のことで・・・。

                     つい                 ごう  
い つ ま で も 潰 え ぬ 、 農 の 業

  春に耕稼し、 籾を巻き、 梅雨に田植えで秋は稲刈り ・・・ 。 農家である妻の実家へ、 その都度手伝いに行ってるだけなのですが、 曲がりなりにも米作りに勤しむようになって、 早8年が経ちました。

  義父の家の水田面積は 1町 (10反=約1ha)'足らずですが、 トラクターから乗用の田植え機、コンバインそして乾燥機に至るまで、 一通り機械を揃えており、機械オンチの小生も、 見よう見真似でそれらを操作しています。' 山のてっぺんで、ほとんど手作業の米作りをしている先輩
N次長のそれに比べれば、 非常に楽な作業と言えますが、 農事そのものの勝手や要領が判らず、 義父の 「助かるよ」 の言葉にも、 何とも面映い限りです。


       町内の山間部に多く見られる棚田 → 
       田起こしから刈り取った籾運びに至るま
       で人力のみの作業であり、危険も伴う。

別名「千枚田(せんまいだ)」とも云われます

  国策の生産調整'(16年度に制度がさらに厳しく変わるらしい?)'に加え、 米の価格は下落。 ''農家事情は相変わらず厳しいようで、 収穫で得た益も、 ほぼ機械類の支払いで消えるらしいのです。'

  「 農業は趣味。 農機具は贅沢なおもちゃだ 」 と義父は笑いますが、 コスト主義的な考え方では確かに割の合わない仕事です。

  しかし、 先祖から受け継がれてきた大事な農地を守るため、 そして環境の保全のため、 土と水、気まぐれな天候と組して、 自然とともに生きてきた農業人にとって、 それは仕事と言うよ'りも、 定められた業に近いものなのでしょう。 (小生にも若干農耕民族としての血が流れているはずだ!)

 さりとてせっかく持ってる土地、 どうせなら有効活用をと、駐車場にしたり、 アパートを建てたりする方が最近増えているようです。

  小生の実家がある挾間町北方の、 数年前まで広い田んぼだった所には、 今JUSCO やホームワイドが建っています。 せっかく農地を犠牲にして建てられた大型商業施設、 挾間町のみならず、 大分県経済発展のために繁盛し続けてもらいたいものですが、 今の世の中、 どうも先行きは不透明です。

  ただ、 もしも地上の大型店舗が何らかの理由で撤退したとき、 アスファルトやコンクリートで塗り固められた地面が、 二度と水田に戻らないことだけは確かなことですが。

  (2003.6.15)