高校の同級会開催の連絡が入った。

 正直なところ、端から出席する気はまったくなかった。

 「過去は一切振り返らず、今をしっかり生きてゆく!」というのは上っ面

 ・・・・・落ちこぼれで影の薄かった小生に、学生時代の楽しい思い出はあまりない。

 いまさらどのツラ下げて行けるものか、と。

 中高生時代に快活で人気者だったらしく、(同級の集まりなどで)幹事を買って出るほどの我が妻から見れば、小生は変わり者のようだ。

 ふ~んだ、とはいえどのクラスにも「地味~ズ」はいたでしょうに。

 それでも締め切り直前に「出席」の返事を出したのは、数名からの誘いとともに、ふと「人生で最後の同級会かな?」と思った次第

 当日の出席者は70名ほど。同級生は350人以上いたはずだから、5人にひとりか。

 会場では、初めて見るような顔ばかりなのだが、各人が首に下げた名札をみると、自然と50年前の顔がしっかり浮かんできた。

 晴れて65歳以上高齢者(日本人の3割を占めるらしい)の仲間入りを果たし、みな大層立派な人になっていた。(医者や弁護士に官僚、日本を代表する企業の会長も・・・)

 しがない地方公務員上がりはそっと着座し、おとなしく皆の会話に耳を傾けていた。

 それでも何人かは席まで来てくれ、半世紀ぶりの旧交を温めることができたし、在校時に発足した漫画研究会の初代メンバーも揃い、急遽二次会の酒席を設け、創作活動(?)の近況を語り合った。

 不思議なものである、時の経過はあらゆるものをなだらかにしてゆくようだ。

 それはなしくずしに。


 まあ・・・行ってみてよかったかな。    (2025.9.23)

同級会って・・・
 担任だった恩師もいらっしゃった。 明らかに小生についての記憶がないことは見て取れたが、出来の悪かった生徒としてはホッとしたところだ。