以前、不登校生徒へ臨時のまんが教室を行ったこともあってか、地元中学校の学校運営協議会委員を委嘱された。

 門外漢は承知の上で、(そもそも、頼まれると何でも受けてしまうのは以前からの悪癖だが)わが子4人が世話になった中学校に、何かしらの恩返しができるのなら・・・という思いもあった。

 現在、問題になっているのはやはり不登校の生徒がじわり増えていることらしい。(もちろん、本校だけの問題ではないだろう。)

 「無理して行かなくていい。」「逃げたってかまわない。」というなんとも寛大な考え方が定着しつつある昨今、その子らの将来を憂い、なんとかして学校に足を向けさせようと苦心している関係者を悩ませている。

 よく覚えているが、小学校から中学、高校時代と、その時期の大半はいじめられっ子だった小生も、学校へ行くのが嫌でイヤでたまらなかった。

 「どうしたら病気になれるか?」などと、学校に行かなくて済むことをいつも考えていた。

 それでも学校には通い続けた。

 そうせざるを得ないほどに、親や地域、社会全体が「学校へ行かない」「勤めに行かない」者を許容しない厳しさがあったからだ。

 たとえそのために病んでも、大概は「根性無し」で片づけられていた。

 もしも、小生の生誕が50年あとだったら、この寛容な時代の子どもだったら、間違いなく学校には行けてないだろう。

 ずっと家に閉じこもって・・・・・さて、漫画を描いていただろうか。それはそれで、もしかしたら大層な漫画家になれたのかもしれない。

 いつの時代でもすべて子どもの可能性は計り知れないものだ。

 いま、家に閉じこもっている子らに、何かしらの「きっかけ」を与えられたら、と思うことしきりである。    (2025.4.23)

気の置けない友との時間は楽しそうだった。 そう、きっと大丈夫!