それは秋も深まった、季節外れなシルバー(還暦)野球の練習試合

  その日は、「へたくそ」な小生がなぜか先発(9番レフト)のメンバー入り!

  唯一、ほかの皆さんに引けを取らない「走力」を活かそうと、張り切って立った第一打席でした。

  相手チームのピッチャーは、還暦超えの年齢とはいえ、高校野球で鳴らした名うての選手で、早くも2ストライクに追い込まれた後の5球目でした。

  何とかバットに当てたボールが勢いよく顔面を直撃!左眼から脳にかけて閃光が走りました。( あまりの衝撃と痛みにそのまま打席に倒れこみ、しばらくは立ち上がれませんでした。)

  何とかベンチまで戻り、左眼を冷やしていましたが、2時間ほどはまったくまぶたが開きません。心配してくれる諸先輩方にはいつものように、「大丈夫です!へたくそですみません~」と笑みを返していました。

  試合後は、ほぼ片目の視界でバイクを運転、(グラウンドは拙宅から5分ほどの距離です。)帰路につきました。

  ずっと冷やしていたためか、帰宅後は痛みも腫れもなく、心配していただいた監督からの「ちゃんと医者に診てもらえよ~」との電話にも、「大丈夫です!へたくそですみません~」と返していました。

  それでも飲酒を我慢して迎えた翌朝、左眼だけを開けて寝室の壁を見ると、上半分に黒い幕が降りているではありませんか!

  「なんだ、これは!!」

  驚きながらじっと壁を見ていると、そこには黒い影だけでなく無数の円形物が広がりはじめ、時折左片隅で黒いものがうごめいていました。

  慌てて目を閉じると、今度は左眼に無音の稲妻が・・・・。

  もちろん、現実の光景でないことは承知の上、やむを得ずその日は職場に遅参の連絡をし、近くの眼科へ向かいました。

  眼底などの検査を行ったところ、どうやら眼球の下部を損傷しており、視界の上半分に広がる黒い幕の原因となっているようです。

  あれから数週間経ちますが、未だに左眼だけで見る世界には、クラゲ(のようなもの)が泳ぎ、左隅でハエ(のようなもの)がとび、暗い場所では稲妻(のようなもの)が光っています。

  左右ともに1.2あった視力も左だけが悪化しており、職場で1日パソコン等で事務を執った日には、言いようのない疲労感を覚えるようになりました。

  最終的には、「ある意味『日にち薬』で様子をみて・・・。」との診断に、この先どうなるかよくわかりませんが、農作業とまんがの作画だけは何としても継続して出来ますように!(>_<)

     (2021.11.20)

自打球を顔面で受けたのは初めて
「へたくそ」は自打球までも災いします・・・。(↑両目でなら何とか描けてますよ・・・いまのところ。)