コロナ騒動は依然として収まる気配がありませんが、例年通りに田植えの作業が始まりました。

  見た目も若く、まだまだ元気な義父も既に後期高齢者の歳を過ぎ、少しでも負担が軽減されれば・・・との思いで、稲作のノウハウを学び続けており、休みの日には畔の草刈り、この時期ならば田の荒掻きや代掻きと、草刈り機を担いだり、トラクターに揺られたりしています。

  拙宅では要らぬもの扱いの小生ですが、農作業を手伝うたびに義父母からは労いの言葉をいただいており、仕事を早く覚えよう!と頑張っております。(実はまんざらでもない農作業)

  そういえば小生、ひとつだけ妻子から頼られていることがありました。

  妻はもちろん、根からの田舎育ちのはずのお子らですが、自然に囲まれた我が家に、当たり前にいる蜘蛛、ゴキブリ、ムカデ、げじげじ、蛾・・・などの姿を見るや否や、小生を大声で呼ぶのです。

  「お父さん!!〇〇が出た!」

  どちらかと言えば、比較的まち中に生まれ育った小生の方が不慣れな虫たちですが、滅多に頼られることが無いので、こういうときの父、俄然張り切ります。

  殺虫剤は我が身にも害が及びそうなので最終手段にして・・・体液の出にくいムカデなどは重ねたチラシでひと叩き、動きの速いゴキブリや蜘蛛は、30センチ定規に輪ゴムをはめたゴム銃で・・・・見事に仕留める率は7割強というところでしょうか。

  小学校2年生のときに読んだ、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の挿絵が頭から離れず、虫たちの命を奪う行為にはいつも制動が掛かりますが、妻子の「さすがお父さん」みたいな顔(決して口にはしてくれない)を見たいがために、心を鬼にし、父は今日も虫たちと対峙しています。

  先日などは、小さな野ネズミが台所を走り回っており、妻の悲鳴が家中に響き渡りました。

  程なく、「ネズミ捕り」用の粘着シート板を仕掛けたところ、小動物は遭えなく捕らわれの身となり、浄土へ帰ることになりました。 合掌  (2020.6.25)

実際はもう一周り小さい