普段、話しかけても返事はなく、父に近づくこともない高校生の次女が、突然声を掛けてきました。
  「お父さん、今度の土曜日(6/24)ヒマ?」
  6月の末といえば例年田植えの真最中、ヒマなんてことはあり得ないのですが、用向きを訊いてみると、
  「お気に入りのアイドルグループが福岡で行うコンサートチケットを、運よく手に入れたまではよかったけど、連れて行ってくれる人がいない。」 とのことでした。
  当てにしていた姉は大学の講義が入り、次点の祖母は法事と重なり、(化粧やらに口うるさいので)3番手の母は陸上の大会で不在・・・。
  一人で行くのはダメ、と母親から厳に言われており、とうとう親父に伺いを立てざるを得なかったようです。
  聞きつけた祖父が、「(田植えは)翌日に頑張ってくれりゃいいよ。」とのことで、小生の意向は気遣われることなく、自ずと対応が決まってしまった次第です。
  長距離運転嫌いの小生、しかもカーナビもない軽自動車ゆえ、公共交通機関での移動を考えていましたが、
  「午前中に始まるグッズ販売に、車で行って早く並びたい!」
という次女の要望に応え、(夕方6時からの公演だというのに!)朝7時に家を出ました。(後に、無理して自家用車で行ったことが幸いしたことを実感いたします。)

  地図を片手に、何とか会場の「マリンメッセ福岡」にたどり着いたのが9時30分、この時、既にグッズ売り場には300メートルほどの行列ができていたのです!(朝6時の時点で数十人は並んでいたそうです。)
  「11時にグッズを買って、天神をぶらぶらして、夕方もどってくる・・・。」とおぼろげな計画を次女と立てていましたが、6時間以上も並んだ挙句の果てに、ようやく着いた売り場の商品は、ほとんど売り切れ状態でした。
  加えて、その日の福岡市は不安定な天気で、午後からは風雨が強まり、さながら嵐の中、(小生は時々車に避難しましたが)次女は挫けることなく、ただひたすらにお気に入りのグッズを得ようと、「忍」の一字で頑張っていました。(惜しい!その気概が勉学に向けられたら・・・)
  結局、大雨の中、会場の駐車場を出ることもできず、周囲は倉庫ばかりながら、ようやく見つけた食堂で遅い昼食を取り、次女はコンサート会場へ、小生は終了までの間は車で待機しておりました。(バスやJRを使っていたら、身の置きどころが無かった!!)
  ようやく自宅に帰りついたのは、日付が変わる数分前、果たして次女の感動域はわかりませんが、疲労感や虚無感がない交ぜの小生、今後は、例え無視され、疎まれる存在が続くとも、コンサートの送迎業務は慎んでお断りいたします。


  因みに、コンサートは当日の天気の「嵐」ではなく、韓国の「防弾少年團」というグループで、小生まったくその名を知りませんでした。
  凄まじい数の来場者に驚がくし、圧倒されましたが、思わず、韓国政府が放った外貨獲得のための「経済尖兵團」か、との得心に至った次第です。                   (2017.6.25)

いったい何処からこれ程の人が!?